ひと月の妹


そうやってみんながそれぞれに忙しくなっている夜に

兄さんが私の部屋を訪ねてきた。

会わない間のお詫びのようなお土産をたくさん持って

それなのに・・・

目ざとく 私の中指の指輪を見つけ

「星(アカリ)、その指輪はいつから付けているんだ?」

「オレは知らないぞ!」

「兄さん、人に悪い事をしましたよ。」

「なんのことだ?」

「おかげでわたしに新しい友達が出来たのです。」

「新しい友達のピンチを救って その戦利品です。」

「で、誰にもらったんだ?」

「兄さん、佐々木財閥の御曹司の佐々木圭さんの結婚式にでるの?」

「・・・」

「おふくろには出席するように言われてる。」