ひと月の妹


ちょと泣きそうで切なそうな声の

みかんさんからも呼びだされ

「契約結婚なのにマリッジブルーかも・・・」

と抱きつかれ しばらくマネキン並みに

固まった姿勢で指先だけが人の背中を

ゆっくりとしたリズムで時を刻んでいた。


漆黒の冷たい瞳の魔物の魔力に囚われ

恋に墜ちてしまっている みかんさん。

(大切な恋心を兄さんの家に忘れてますよ。)


素直で可愛い彼女が眠るまで女騎士だった夜

「漆黒の冷たい瞳の魔物!」

月夜にいっそ姫をさらいにくればいいのに・・・