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わー雪だ……。
コピー機を稼働させながら、その背後にある窓から外の様子をぼーっと私は眺めていた。
漆黒を背景にちらちらと降る白い粒たちが風で煽られている。風がある今日はなお一層寒気を感じそうだ。
今日で今年は仕事納めだってのに、
最後の最後で寒空の下のバス道か~。
帰路での寒さを想像すると、会社にいる今だってぶるぶると震えてしまいそうだ。
「市田ー。」
「はーい。」
ちょうどコピー機から出てきた用紙を手に持って、背後からかかってきた声の主である長嶋さんのもとに向かった。
「頼まれたコピーです。」
「ん、ありがとう。」
パサリと彼は数枚の用紙を受け取る。すぐにデスクの隣に置いていた緑のファイルに長嶋さんは綴じた。
「で。」
てっきりもう用はないかと思っていた私は踵の準備をしていたのだが、改めて向き直って、はい。と返事する。
何だろう。
あと30分で定時、今更仕事を頼まれるとは考えにくい。
わー雪だ……。
コピー機を稼働させながら、その背後にある窓から外の様子をぼーっと私は眺めていた。
漆黒を背景にちらちらと降る白い粒たちが風で煽られている。風がある今日はなお一層寒気を感じそうだ。
今日で今年は仕事納めだってのに、
最後の最後で寒空の下のバス道か~。
帰路での寒さを想像すると、会社にいる今だってぶるぶると震えてしまいそうだ。
「市田ー。」
「はーい。」
ちょうどコピー機から出てきた用紙を手に持って、背後からかかってきた声の主である長嶋さんのもとに向かった。
「頼まれたコピーです。」
「ん、ありがとう。」
パサリと彼は数枚の用紙を受け取る。すぐにデスクの隣に置いていた緑のファイルに長嶋さんは綴じた。
「で。」
てっきりもう用はないかと思っていた私は踵の準備をしていたのだが、改めて向き直って、はい。と返事する。
何だろう。
あと30分で定時、今更仕事を頼まれるとは考えにくい。


