わたしは少しはにかみながら言った。
「…あ、悪い。無理に言わなくていい」
その人はわたしの表情が曇っていたのか、そうひいてくれた。
「いえ、こちらこそすみません」
わたしはそう言って微笑んだ。
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「もう、わかっているかと思うが…この寮の監視などすべてを担当している、竹野 弥宮だ」
その人──竹野弥宮(たかのみく)──はそう自己紹介をした。
「竹野とよんでくれ」
「た、竹野さん!わ、わたしは小野寺紀香です、よろしくお願いします」
「こちらこそ」


