率直に言われた事はないけど

多分いまこう思っているんだろうなと感じることが

昔から多かった。




「はるねはるね!おはよ!」


「あ、美麗ちゃん。おはよう」


「あのね聞いてはるね、美麗ね、昨日めっちゃかっこいい男の子にひとめぼれされちゃった!」


大きな瞳を まんまると開いて
嬉しそうに片方えくぼをのぞかせる。

羨ましいでしょう、はるねには無理でしょうって


やっぱり顔が物語ってた。




小町 春音、16歳 高校2年生。


わたしは、不細工です。