「それでは女子グループの代表の人は組み合わせのくじを引いてくださーい」
クラス委員の声に私たちは顔を見合わせた。
「誰が引きに行く?」
「薫か真里菜が行ってよ。私、この前の席替えのくじで酷い目にあったしくじ運ないの。そんなわけで、よろしく」
私はすぐにそう言った。
これでまたもし、あの眼鏡男と同じ班なんかになったらたまったもんじゃない。
お互い関わりなく過ごしているとはいえ、ただでさえ面倒な遠足がよけいに苦痛になるに決まってる。
想像しただけで、気が重くなった。
「それなら逆にフミが行ってきなよ。この前ので不運を使い果たしたってことになるんじゃないの?」
真里菜の能天気な声に怒りが湧いた。
「そんな無責任な。私、絶対イヤだからね!」
「真里菜の意見に賛成。さすがに二度はないって。ほら、行ってきな」
私の言葉なんてあっさり聞き流されて。
薫に背中を押されて、押し出されるように教壇の前に出て来た。
ほんっとに、あの二人は……。
キッと睨むように振り返っても、へらへらと手を振られるだけで助けてくれそうにもない。
大きなためいきをふーっとついて、くじを引く。
2週間前の悪夢が蘇るけど、祈るように小さな紙きれを開いた。



