暗闇の出口はどこですか?

遼「はぁ?本気で言ってるの?
今回もそうだけど、ほかの女の子になにかされるかもしれないよ。今でも言われてるじゃん。」


「あー…。確かになにかされるかもしれないね。でも、別に怖くないかなー。だって龍王のみんないるし!」


それにそれ以上の絶望を知ってるから。


遼「馬鹿じゃないの?知り合ったばっかなのに俺のこと変えようとして…。
なんでそんなことでにるわけ?」


「馬鹿かー…。確かに知り合ったばっかりなのになんでだろう。……私の目と似てるからかなぁ…。」


あの日々を思い出す。絶望を前にした日々を。


最近は思い出さなかったのにな…


遼「雪音ちゃんと同じ目…?」


「あ…いや何でもないよ。
とにかく気になったら知り合ってどのぐらいとか関係ないよ。遼河の言う通り馬鹿なのかも。」


変なこと口走ったせいで空気が重い!


よし、こういう時は逃げよう。


「じゃあこれからはなるべく邪魔しにいくから!今日の帰り一緒に帰るからね!」


そう言い残してその場からさった。