暗闇の出口はどこですか?


「そんなに笑わなくてもいいじゃん…。
私は必死だったんだよ!!」


遼「ごめんごめん。雪音ちゃん可愛すぎ(笑)」


「なんかバカにされてる気がする…。」


遼「そんなことないって!ほんとに思ってるよ!」


「ホントかなー?てか、遼河がこんな時間に帰ってくるのが行けないんじゃん!!」


遼「えー?(笑)」


「遊びに行くといつもこの時間なの?」


遼「うーん。女の子と遊んでる時はだいたいこのくらいの時間かなー。あと今日は学校だから早めに帰ってきたってのもある。」


そう言いながら、でも何で?と聞き返してきた。


「気になったから。」


遼「俺のこと好きになっちゃった?」


私が真面目に答えたのに対して遼河は茶化すように言ってきた。


「そういう事じゃないよ。私は心配してるの。」


遼「えー、なんだ残念。
俺のこと心配してくれるのは嬉しいけど大丈夫だよー。好きでやってるから。」


「それほんとに言ってる?」


遼「本当だよ。雪音ちゃんにはわからないと思うよ。俺は風呂入ってくるね。」


逃げられた…。しかも牽制された?


これ以上深く関わるなって言われたみたいだった。