暗闇の出口はどこですか?


クラスの奴らもみんなポカンとしている。


笑っているのは翔ただ一人だった。


それからというもの、今まで以上に話しかけてくるようになった。


僕も半ば諦めて、適当に答えるようになっていた。


そして少しずつだけど心を開いていっていた。


そこから仲良くなるのは早かったように感じた。


いつの間にか家にまで行くようになっていた。


そこで、翔の友達の空、春、友ともあった。


前の学校の友達らしい。


そいつらとも仲良くなり、5人でよく遊ぶようになった。


そんなある日、僕は翔に呼ばれて家まで行った。


家の中には翔と春と友しかいなかった。


薫「アレ?空は?てか、いきなりどうしたんだよ。」


3人は険しい顔をしている。


春「お前さ、空に何した?」


薫「え?空に何かあったの?」


友「とぼけんじゃねーよ。空がボロボロの状態で倒れてたんだよ。その後部屋から出てこなくなった。
お前がやったんだろ。」