暗闇の出口はどこですか?


「えっ、、薫待って!!」


私も裏切るって何?


でも、とりあえずやってしまった…


人には誰だって触れられたくないことぐらいあるのに…


私はそれを一番知っているはずじゃなかったの?


その日から薫は私のことをあからさまに避けるようになった。


よし。今日こそはちゃんと謝らないと!


あっ薫いた!!


「薫っ、はなしが…」


タッタッタッ


だめだ…また逃げられた…


落ち込んでいると後ろから話をかけられた。


魁「最近薫と何かあったのか?」


「えっ?気づいてたの?」


魁「そりゃ気づくだろ、あからさまだったし。真琴達も心配してたぞ。」


「あはは…そりゃそうだよね…
謝りたいことがあるんだけどさ、なかなか話せなくてね。」


魁「あいつも今はまだ気持ちの整理がついてないのかもな。でも、お前なら大丈夫だよ。」


魁翔に言われるとそんな気がしてくる。


「うん、ありがとう。頑張ってみる。」


みんなにも心配かけちゃったのか…


早く薫と話さないとだな。