すると、
「てめぇーら。うるせーよ!静かにしろ。」
怒鳴り声が聞こえた。
ドアの隙間から少し覗いてみると、担任だと思われる人がすごい怖い顔をしていた。
わー。あの人怖っ!!
さっきまでざわついていた教室は一気に静まり返った。
魁翔達も少しびっくりしているし…ちょっとレアかも(笑)
「おい、魁翔。連れてきたか?」
魁「あ、はい。ドアの前にいます。」
その人と魁翔の言葉にまた教室がざわつき始める。
「何回言えばわかるんだよ。静かにしろ。」
今度は少し低い声で言った。
そしてまた訪れる沈黙。
「藤堂、入ってこい。」
えっ。この静かなところに飛び込めと?
無理でしょ!!最悪だー!!
「藤堂、早くしろ。」
もういいや。なるようになれ!
ガラ
教卓の横まで歩いて前を向いた。
男「めっちゃ美人じゃね?」
男「かわいいな…。」
女「気が強そうだよねー。」
女「男子単純すぎ。」

