暗闇の出口はどこですか？

遼「あれま。物の見事に警戒されちゃったよ。」


薫「今のはハル君が悪い。」


真「そうだね。」


秋「そうだな。」


遼「えー！！俺の見方は誰もいないのー。」


秋「いや、当たり前だろ。てか、飯持ってこいよ！！」


そういえば、少し運ばれて来ただけだったな。


遼「…ひどいよ
…分かった。」


ショボンとしてキッチンに戻っていった。


そして、ご飯を食べ終わったあと、諸々の準備を済ませて、ご飯中にいきなり言われた買い物に行くことになった。


リビングから出て、下に行くと人がいっぱいいた。


私がみんなについて降りていくと下にいた人たちがざわつき始めた。


龍王の下っぱさん達だよね。


そりゃ、見知らぬ女が上から出てきたんだもん。驚くよね。


そう考えていると、真琴が近くの下っぱ君に話をかけた。


真「冬理(ﾄｳﾘ)。僕達ちょっと出かけてくるから、ここよろしくね。」


真琴から冬理と呼ばれたその人は、勢いよく「はい。」と答えた。