暗闇の出口はどこですか?

ご飯を食べ終わって泣き止んで少ししてから、みんながリビングに戻ってきた。


ガチャ


薫「あー!!雪ちゃん起きてたんだー!!
んー?あっ、ハル君が雪ちゃん泣かせてるー。」


薫がそう言いながら中に入ってくると、最後に入ってきた魁翔が遼河を睨んだ。


遼「ちょっ、薫!!俺が泣かしたんじゃ……いや、泣かしたようなもんだけどさ、違うんだよ。
魁も睨むなって。」


遼河が一生懸命弁解している。


流石にこれは可愛そうだなと思った私は遼河を助けることにした。


「遼河は悪くないよ。私が遼河の料理が美味しくて泣いただけだからさ。」


私がそういうと完全には納得していないようだが、とりあえず睨むのをやめた。


遼「よかったぁー。睨み殺されるかと思ったよ。」


ほんとに安心しているようだ。


にらみ殺されるって(笑)


秋「それより、昼飯できたかー?俺、腹ぺこぺこだよ。」


遼「あぁ、出来てるよ。席座ってて、運んでくるから。」