お前は必ず、俺を好きになる。

【柚葉side】
「これは甘すぎるかな?こっちのほうがいい?」



「んー、ちょっと甘すぎるかなぁ。あとちょっと寒そうじゃない?」



「どーしちゃったの?柚葉。学校にサッカー部の試合見に行くだけなのに」



彩葉はわかっているのか、ニヤニヤしている。



「春野くん?もしかして気になってるの!?」



いつもはおとなしい美愛の食いつきが半端ない。



「純くんはあたしのだけど、渚くんなら許す!」




「いや、莉子のじゃないし!!」




一瞬で否定してしまったからまた彩葉がにやにやし始めた。