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「柚葉……やっぱりお前、バカなんだな。」



制服姿の渚が早朝から私を上から目線で罵倒する。



「うるさいぃ~…朝から何なのよぉ……」




私はベッドのそばで私を嘲笑う渚の声を聞きたくなくて頭まで毛布をかぶった。



「俺は昨日の夜言ったからな?どーなっても知らねぇからって」



次の日の朝。私は夜ふかしのし過ぎで貧血症状。今日は学校を欠席することになってしまった。



「学校行きたかったのに~」



「自業自得だろ。せいぜいしっかり寝とくんだな」




鼻で笑った渚は私の部屋を出ていった。