「面と向かって話すの…ひ、さしぶりだね…」
とりあえず仕事をしよう、ということで始めたのはいいものの、五分経っても無言で部屋にはホチキスの音が響いて。
そんな空間が気まずくて私が沈黙を破った。
「まあ軽く2年くらいぶり?あんときは受験とかでバタバタしてたからな」
さらっと言ったこの茶髪の男子は橋本隼人(はしもとはやと)。
そして彼は、いわゆる……私の、 ‟モトカレ” 。
「中学三年生だったもんねぇ…」
「俺は俺で勉強にめっちゃ力入れてたし」
中3の春、二年連続同じクラスだった私たちはクラスで話していたところ『お前ら付き合っちゃえば?』といろいろな人にからかわれて。
で、流れで付き合うことになったんだ。
まあちゃんと隼人は『好き』って告白してくれたんだけどね。
あのときの私は自分でもわかるほど子供っぽく、 ‟好き” の意味がよく分かっていなかった。
そんな私に隼人は ‟お前が俺のこと好きじゃなくてもいいから” っていつも優しくしてくれた。
そんな隼人を、私は好きになった。
でも秋になると受験に向けて本格的に対策が始まり、隼人と会えないことも増えて。
11月、『別れよう』と告げられた。
私は当時は当然傷ついたけど、いまとなっては隼人を好きになったから今の自分がいる、って前向きに考えられているんだ。
とりあえず仕事をしよう、ということで始めたのはいいものの、五分経っても無言で部屋にはホチキスの音が響いて。
そんな空間が気まずくて私が沈黙を破った。
「まあ軽く2年くらいぶり?あんときは受験とかでバタバタしてたからな」
さらっと言ったこの茶髪の男子は橋本隼人(はしもとはやと)。
そして彼は、いわゆる……私の、 ‟モトカレ” 。
「中学三年生だったもんねぇ…」
「俺は俺で勉強にめっちゃ力入れてたし」
中3の春、二年連続同じクラスだった私たちはクラスで話していたところ『お前ら付き合っちゃえば?』といろいろな人にからかわれて。
で、流れで付き合うことになったんだ。
まあちゃんと隼人は『好き』って告白してくれたんだけどね。
あのときの私は自分でもわかるほど子供っぽく、 ‟好き” の意味がよく分かっていなかった。
そんな私に隼人は ‟お前が俺のこと好きじゃなくてもいいから” っていつも優しくしてくれた。
そんな隼人を、私は好きになった。
でも秋になると受験に向けて本格的に対策が始まり、隼人と会えないことも増えて。
11月、『別れよう』と告げられた。
私は当時は当然傷ついたけど、いまとなっては隼人を好きになったから今の自分がいる、って前向きに考えられているんだ。



