お前は必ず、俺を好きになる。

「あ、水城!いいとこに通りかかったな!」




社会科準備室の前を通り過ぎようとしたとき、中からサッカー部の顧問である ‟もりもっちゃん” こと、森本先生が私を呼び留めた。



「え、なんですか」




正直、森本先生に会うといつも雑用押し付けられるからいやなんだよねぇ……




「ちょいちょい」




手招きをされ、私は渚がいないのもあって社会科準備室の中へ。




「これ、放課後やってくんない?」




「え」





先生が指さす机の上には、数種類のプリントの束がどっさり。おまけにその上にはホチキスも置いてある。




「え、でも」




「渚の部活と同じくらいに終わると思うし、そしたら一緒に帰れるから夜も安心だろ?」




「うーん……わかりました」




渚と帰れるなら、いいか。




「お前以外にも2,3人は呼ぶからさ!まあとりあえず放課後ここ来て?な?」





「はい……」




仕方ない、夜ご飯は帰りにスーパーで買っていこう。