「あ、うん」



渚の肩が私の肩にくっつき、何とも言えない恥ずかしさで顔に熱が集まる。



「ん、ありがと」



渚が私が持っている線香花火に目を移す。




「渚……」





前から、渚に聞きたかったことがある。