お前は必ず、俺を好きになる。

「何でそう言いきれるんですか?渚くんの気持ちなんて私たちにも先輩にも、誰にもわかるはずないじゃないですか」




「わかる。渚は私を好きになるのよ!」



汐音先輩は莉子の肩をつかんだ。



「ちょっ、汐音先輩!莉子に手を出さないでください」



すかさず私は莉子と先輩の間に割って入り、先輩の手を引きはがした。



汐音先輩は冷酷な目で睨んでくるけど、そんなんに負けるほど弱くない。



「女の子の家に住んでるって言うからどんな子かと思ったけど、その子で安心したわ。じゃあね~」




汐音先輩はクスリと笑って私の横を通り過ぎていった。