最近ダウンロードしたばかりの音楽アプリを起動して、新着のランキングを見つめる。


毎日、代わる代わるリリースされる音はどれもキレイに作り込まれていて感心する。


画面に並ぶ色とりどりのジャケットを手ばやにスライドさせていた時、とあるタイトルの歌に目が留まった。


それを何気なくタップして、そこから視線を上げる。


ピアノ、ドラム、ギター。


そして流れて来たメロディーに歌詞が載,ったとき、ふっと思い出したのは大好きでたまらない彼の姿だった。


必死に恋をする歌の中の「誰か」と今の自分の状況が少しだけ重なっているような気がして、胸が痛みを訴えてくる。こういう風に共感できる歌って、久々に聞いたなあ。