キーンコーン カーンコーン

はあ。1時間めから数学とか地獄だわ。

なんとなく廊下を見ると2年生の先輩たちが通った。

もしかして、と目を凝らして見ていると

やっぱりいた!とある人物と目が合う。

委員会で知り合った雨宮優祐先輩。

実は私は片想い中なのだ。

もちろんあの雨宮先輩に。

今日もかっこよかったな、、とため息をつく。

「、、ぐ!、、めぐ!萌!!」

誰かに名前を呼ばれハッと起きると前の席で幼なじみの

亜美菜に睨まれた、、。

「ちょっとー!先輩がかっこいいのは分かるけど

人の話ぐらい聞いてよねー!」

「ごめ、ごめ笑」

うう、、人の話はちゃんと聞こう、、

♡ ♡ ♡
やーっと長い授業が終わって次はお待ちかねの昼食&昼休みターイム♪

「萌ー!お弁当食ーべよっ!」

と、亜美菜と高校で友達になった優と一緒にお弁当を食べる。

「いただきまーす!!」

と卵焼きにお箸をつけようとしたその瞬間

「神田ー。池田が職員室に名簿取りに来てほしいってさー」

は?え?いや名簿ぐらい先生が持ってくればいいじゃん?

「ありえない。最悪。おなかが空いて力が出ない。」

「ちょ笑 萌、それアンパンマンのセリフじゃん笑」

「うーわ、池田、萌のこと好きだもんねー、、」

「はあ。行くしかない涙」

「「ファイトッッ!!」」

と送り出された。