黒いオーラをまとった不気味に笑う少女、 掟を…。 彼女の名は 「黎愛。」 黎愛は黎の姉だったのだ。 つまり掟が姉。 「体はここにあるわ。」 少女が天井をさした。 そこには宙に浮く、黎と瓜二つの少女。 それで黎は確信したこの少女が姉だと。 「黎愛姉さま。私は救えますか? 姉さまの事…。」 黒い髪がしたに足れ黎は力なく聞く。 黎愛は優しくいった。 「私を救えるのはあなたよ。 もう、戻りかけてるわ。」 暗い部屋で黎は黎愛が少し笑っているように見えた。