永遠の花





「ここもいないっ、どこ行ったんだよ…。


楓莉っ。」




茶色の髪をせわしく揺らしながら列車のドアを



次々と開けていく楓。





「…糞っ。」






なんであんなことを言ってしまったのだろうと楓は




後悔していた。