いつからこんなに大人っぽく笑うようになったのだろう。 いつから自分と向き合わなかったのだろう…。 こんなになったのは誰のせいだろうか…。 楓莉は楓の髪を触りながら考えた。 「楓莉…。」 「…ん?」 今度は優しく笑い楓莉の名前を呼んだ。 楓莉も優しく微笑み返す。 「俺の推測…。 もしかすると、俺たち4人は記憶が入れ替わってるとしたら?」 「記憶?」 「ああ、だとしたら…いや。 ただの勘違いかもな…。気にしないで?」 最後はまた作り笑いの優しい言葉…。 楓莉は思わず抱きしめていた。