「ふっぅ。」 首筋から離れ黎は口の端についた 血をぬぐう。 今日の彼女の朝食なのだ。 「あ~、吸われ過ぎて貧血…。」 ため息交じりな声で呟く。 黎の肩に少しだけ重みが…。 「重い、頭どけてよ。」 「無理、貧血だー。 ベットつれてって…。」 あきれたように瑠唯を見て黎は 仕方なくベットに運んだ。