「何で、俺がこんな奴と…。」
「それは同意見です、
珍しく意見が合いましたね。瑠唯。」
「うっせぇ、喋んな童顔野郎。酸素が減る。」
「ああ、それは失礼。」
にこりと笑う楓に瑠唯は少しだけ眉を動かした。
やっぱり合わない…と思いながらふいと
楓から目をそらした。
4人が乗っているのは少し高めの列車。
この列車は楓たちの所有物。
その列車には部屋割りがされている。
女子部屋、男子部屋…というように…。
「部屋替えれねえかな…。」
「僕が黎とで、瑠唯が楓莉ってこと?」
「っは?俺と黎が同室。
テメェは、楓莉と同室だよっ。」
「え~?僕は黎と約束した仲だけど?」
「双子愛ってやつだろ。ぶぁーか。」
