6歩目を掟が下がろうとしたのが合図なのか 瑠唯は掟の後ろに回り込んだ。 しっかりと掟を捉え首元に剣を近づけた。 「姉さん、黎より危ないのはお前だった。 加護はこいつのほうが必要だったみたいだ。」 掟は冷静につぶやく。 この状態でこんなに冷静なのは帰って 怖いくらいだ…。 「死んでくれないか?」 瑠唯は剣を持つ手を強くした、 もうすぐで切られる…。