永遠の花





部屋に入った二人が見たものは




「掟…。」



「掟さん…。」





不気味な少女が黎のベットに座っていた。




不気味な少女は名を呼ばれ




こちらを向いた。首を少し傾けた。





口角を不気味に上げて笑った。





「なあ~にい?瑠唯ちゃん、楓莉ちゃあ~ん。」





前に見た時と変わらない若さだった。




変わったのは腰まである髪が





顎の位置まで切ったことだった。






何色にも染まらない黒い髪を少し



かきあげて、つぶやく。




「死んでってば…。」