永遠の花





もう一人は楓莉。


楓の双子の妹。




ぷっくりとした桜の唇に




キャラメル色の髪。




まるで春という季節を詰め込んだ女の子。




「おはよう、いつもここは暗いね~…。」




「そうだね。」




「僕たちの国が明るすぎなだけだよ楓莉。」





楓莉は瑠唯と愛を誓いあってる。




楓と楓莉は椅子に腰を掛けた。





楓莉は、黎の鎖骨あたりから見えた




キスマークに少し眉を下げた。




彼女は知っていたのだ。




瑠唯が黎にどんな感情を抱いているのか。