「初心すぎじゃない?ね?黎。」 いつ来たのか、瑠唯は椅子に座って 麗麻が持ってきてくれた ローズヒップティーに口を付けている。 黎は呆れた顔で瑠唯の前に立った。 「それは、私のだけれど?」 「でも、黎はこれのほうがいいんじゃない?」 襟をくいっと引っ張る。 襟から見える瑠唯の肌は白くて そこから真っ赤な液が出てくることを考えた 黎は少しだけのどを鳴らした。