永遠の花





「私を待ってる人がいるんだそこに。



帰らなきゃ。ごめんね」





黎の手を取った。



黎も立ち上がった。



麗亜は耳打ちをした。



「………。」


「え…。」




麗亜は少し照れたようにして笑った。




「もちろん。じゃあ、元気で…。」





ありがとうと聞こえた。




楓莉からは残るは黎愛だけ…。





「永遠の花、黎愛を…。」





ネックレスを握り唱えた。