「楓莉がいなきゃ心配するし、 悲しむ人がいるんだよ…。」 「いないんだって。」 楓莉がさけぶ。 剣を手首に当てた。 もう、終わろう。そういう楓莉。 やめて、やめて…。 まだ姉ちゃんが、黎愛がいるの。 血が地面に落ちた。 楓莉の涙みたい。