黎愛は黎を見た。 ! 黎は兵につかまりなにか液体を口のもとに 近づけさせられている。 「ばあ、さ…ま…。黎は…おやめくださ」 「いやぁ、飲みたくありません。 ばあさまぁっ。じいさまっあ。」 黎が必死に抵抗する。 ひとりの兵士が黎の口元に無理やり 液体を近づけ口に入れさせた。 「れ、黎いいいいいいいい。」 黎愛が泣き叫んだ。 こくんと音を立てそうな 喉元をみた。 その場で激しく苦しそうにする黎。