☆おまけ☆



次の日…。



「かったりいけど、仕事行くか!」


「あ!リアゼ、話があるから待ちなさい!」


ドカッ!

広場から飛び立とうとしていたリアゼは、イリアに背中を強く蹴られた。



「のわっ!?」


ドテッ!!

豪快に前のめりに転ぶリアゼ。



「いってえ…。なんだよ、ピンク娘…?」


「あんた、ばっかじゃないのっ!?バレンタインデーは、女の子が男の子にチョコ渡す日なんだよ?それも、好きな男の子に!」


イリアは、リアゼの前に来て早口で言った。



「はあ?それが何だってんだよ?」


リアゼは、バカ力女…と心で呟きつつ起き上がる。


「だーかーら!昨日がそのバレンタインデー!なんで、あたしあんたからチョコもらわないといけないのかって、聞いてるの!」