あっ!
もしかして、開けると爆発するトラップだったりして…?
本当に気になる…。
あたしは、おそるおそる箱を手にとった。
カサカサッ…
振るとそんな音がした。
カサカサッ…?
トラップじゃないみたいだね。
じゃあ、何くれたんだろう…あいつ…。
シュルシュル…
リボンを解く。
パカッ…!
箱を開けた。
中身は…
「…バッカじゃないの、リアゼの奴!」
思わず呟いちゃった。
「兄貴!交代っす!」
パーン!
リアゼとハイタッチというものをして、私はイリアの家へ。
バサッ…
バサッ…
………ここか。
んっ…?
ドアが開けっ放しで不用心だな。
「イリア!入っていいか?」
玄関から呼びかける。
「ア、アルフ!?ひ、ひょっと…待っへ…!」
「………?わかった。」
食事中のようだな。
ちょうどおやつの時間だからか?
ドタドタッ!
イリアは、ハアハア息をつきながら、廊下を走って来た。


