死神のお仕事




「…あの時と同じだ。しかし、一つだけ違うな。それは…二度目の幸運は存在しないことだ!!」



ヒュッ…!!


パシッ!!



「!?」


カナルは、目を大きく見開いた。

完全に意識が無いと思っていたアルフが、カナルの鎌を素手で止めたからである。



「まだ…動けるというのか!?」


「カナル…昔…おまえが…聞いた…質問の答え…見せてやろう。」


「ちっ…!離せ!!」



ガキーン!

目を瞑り、アルフはカナルの鎌の柄を薙ぎ払う。



「死に損ないにしてはやるようだな…!」


カナルは、ひるんでいた。



(この闘気…くたばり損ないにしては、強すぎる…)


「カナル…私の鎌は…」


アルフはゆっくりと立ち上がり、鎌を構える。



「その答えなど、どうでもよい!消えろ、アルフレッド・フィアラ!!」