そこは無の世界…。
真っ暗で、うっすらとしか地が見えない。
アルフの心は、無意識の泉に誘われていた。
(私はこのまま…カナルを救えないまま…消えるのだろうか?)
襲ってくる弱気な声。
『消えちゃえば楽だよ…』
『メルディへの罪滅ぼしには、消えるしかないよ…』
『起き上がっても、またやられるだけさ。』
(私の存在が消えることがカナルにとっても…天界にとっても都合良いことなのか…?)
『ダメよ…アルフ。』
先ほどとは違う声がした。
ピチャ…
光り波打ち始めた泉。
そこから聞こえる。
(誰かい…?)
『アルフ…諦めないで…。あなたの鎌を使えば、カナルを救えるはずよ…。』
(メルディ…?)
『もう一度…自分を信じて…』


