「そうかそうか…残念ながら、おまえの弟としてのカナルは居ないのだよ…。」
「それを聞いて…覚悟が決まった。」
シュッ…
ヒュッ…!!
アルフは、カナルに向けて鎌を振り下ろした。
カンッ!
風神の紋章が装飾された鎌。
カナルは、その鎌で易々と受け止めた。
パッとアルフは、カナルから離れる。
「なかなかやるようだな。しかし…」
ヒュッ…
今度はカナルが鎌を振り下ろした。
竜巻が出現し、アルフに直撃。
「くっ…そっちも腕は落ちてないな…。」
アルフは肩を切られたが、早い判断によりて致命傷は避けられた。
ポタッ…と、肩の傷から血が落ちる。


