スクリーンが消えた。
「えっ?この後、どうなったの~!?アルフ…まさか死んじゃったの?」
「生きてるから、俺達と話せるんだろうが。それくらいも考えつかないのかよ、ストーカーむす…」
ドカドカッ!!
「痛っ!?何すんだよ!?」
本日二度目になるイリアの足蹴りは、今度は確実にリアゼにヒット。
「うるさーい!!今度ストーカーって言ったら、この鎌で切り刻んじゃうんだから!!」
鎌を突きつけすごんでみせるイリア。
上機嫌は不機嫌へと一転している。
「ちっ…兄貴、こんな奴ほっといて、続きを…」
「こんな奴って何よ!!こんな奴って!」
彼女の怒りは頂点に達していた。
しかし、
「イリア…落ち着け。」
アルフのこの一声でイリアは、すぐに笑顔になった。


