死神のお仕事




「答えろ…カナル…!天界一の…死神…目指すのでは…なかっ…たのか…!」


息は絶えだえ。

それだけ言うと、アルフの体はズッと下がる。



「ああ…言ったさ、アルフ。天界一の死神になるとな。それには…おまえが邪魔なんだよ…。」


冷ややかにアルフを見下すカナル。



「カ…ナル…」


「ふふ…次で終わりだ。」


カナルは、鎌にぐっと力を込め…



「さらばだ…アルフレッド・フィアラ!!」



ゴーッ…!!

風で轟音を立てながら、アルフに体当たりした。





ドッ!!



………。


しばしの静寂…。



やがて…



「受け止めた…だと…ばかな…」


ドサッ…

倒れたのは、カナルの方だった。

アルフの鎌の柄が、カナルの腹部を直撃していたのだ。



「…これで…なんとか…」



スッ…

アルフの意識は、そこで途切れた。