「カナル、アルフにそっくり~!仲良しだったんだねっ。でも、こーんな仲良しなのに、どうしてケンカしちゃったの?」
イリアが不思議そうに尋ねた。
「ケンカじゃないのだよ、イリア。カナルと戦わなければならなかった理由は…」
「兄貴!そんな辛そうな顔して…直接言いたくないんすよね?だったら、スクリーンで見るから言わなくて言いっすよ!」
「わかった。続けるな…。」
アルフは言いかけた言葉を心にしまい、スクリーンを投影し続ける。
「むっ…後から来たくせにやけに気遣いするじゃん…。なんか…やっぱりムカつ~く~!!」
イリアの叫びは、スクリーンの音でかき消されることになる…。


