死神のお仕事




「兄貴なら仕事だろうよ…こっちが聞きたいぐらいだぜ!」


「アルフに言っておけ。止めたくば…明日太陽が沈む直前にこの場所に来いと。」


「人の話を聞け!!」


やや怒りながら、リアゼは小鎌を投げつける。



ヒュン…


シュン!


鎌が当たる直前で、死神は風と共に消え去った。



「なんなんだ…あいつ?言いたいことだけ言って逃げやがって!くそっ…!」


ガツッ!

地面に力いっぱい投げつけられた鎌は…半分に折れていた。



「痛い…」


「助けて…」


うめき声と赤い液体を流しながら、人々は力尽きていった…。