閻魔は、仕事の手を休め、マグマから上がってきていた。
「これで本当に良いのか、アルフレッド・フィアラ。」
「もちろんだ…。」
閻魔の前には、今にも消えそうなほど体が透き通ったアルフの姿があった。
「わしは、興味がないからどうでも良いのじゃがのう。後で文句を言われたら、うるさいから一応問うてみた。」
「…文句も愚痴も言わない。それは約束しよう。」
「では、行くか…無の世界へ。」
閻魔は前に立ち歩き始めた。
アルフはもう何も言わず、ただ閻魔の後を着いて歩く。
無の世界では、自分という存在がわからなくなってしまうと知りながら…
それはあらゆる意味での“死”であると知りながら…
それでも彼はそこに向かう。
全てを終わらせるために…
全てを始めるために………
白い光が見えてきた。
それは、辺りを凄まじいスピードで包み…
そして………


