そう言って、とびっきりの笑顔をアルフに向けるイリア。
つられて、アルフの顔にも微笑みが浮かぶ。
シークもリアゼも、ほっとしたかのように苦笑いで顔を見合わせていた。
…辺りには、いつの間にか彼ら5人以外は誰も居なくなっていた。
しかし、彼らにはそんなことは関係なかった。
ただひたすらに…アルフの無事と心の復活を喜んでいたから。
(大丈夫だ…もう大丈夫だ…)
アルフは自分に言い聞かせるかのように、二度心の中で呟いた。
その時にほんの一瞬だけ見せた悲しげな表情は、エマだけが気付いていたが、彼女は何も言わず、時は過ぎていくのだった…。


