「レリックの時だってそうだよ…。アルフが居なかったら、あの子は助かってなくて…きっと後悔してたよ…」
イリアは、いつものニコニコ顔の彼女と違い、キッと鋭い表情をした。
「だーかーら!自分のせいで、大切な人の存在を消したとか、ネガティブなことは考えちゃダメだよっ!ポジティブに考えようよ、アルフ?救った命だってあるんだから…。」
「救った命…か。そうだな…、わざわざ今消えなくても私は…」
「えっ?」
「…いや、何でもない。犠牲によって生かされた命…全うすることがカナルやメルディへの手向けかもしれないな。」
アルフは、穏やかな笑顔をイリアに向け、イリアの腕を優しく払った。
「アルフ…」
「心配しなくてもいい。大丈夫だ、イリア。私は…もう二度と自分の存在を否定しないからな。」


