話を遮ったイリア、それからリアゼとエマは、二人の前にゆっくりと降り立つ。 バサッ… バサッ… スタッ…。 アルフは相変わらず顔を上げなかった。 「兄貴!間に合ったみたいっすね…本当、良かったっす…」 リアゼは、ほっと一安心したようで、和やかな笑顔である。 「良かった…アルフが生贄にならなくて良かったよ…」 イリアは、ぐすっと少し泣き顔。 「…良かった、か。」 アルフは、ちっとも良くないというかのように、乱暴に言葉を吐いた。 しかし、最小の声だったので幸い誰も聞き取れなかったようだ。