「いや、居る。」
ポンッ…
シークの手が、アルフの肩を優しく叩く。
「俺が知らないとでも思ってたのか、アルフ。あんたは…人間の子供の命を助けていた。違うか?」
「………」
「病院で手術を拒んでいた少女…死神になりたいから死にたいと言っていた少年…交通事故でその日が峠と言われていた幼児…。全部あんたが助けていた。俺はこの目で見てきたからな…。」
アルフは、そうかと小さく答えた。
顔は伏せたまま。
「身近な奴でいやぁ、イ…」
「アルフ!大丈夫!?」
「兄貴ー!」
「あれ?シークも居たんだ?」
「…ちょうどいいタイミングだな。」
不敵ににやっと笑うシーク。


