パアッ…という穏やかな光を放ちながら、まるで砂でてきた人形のように、メルディの体は消えていった…。
ポタッ…
メルディの体を抱いていた腕は、温もりではなく冷たさを感じていた。
大木や神社のある辺りから、もう帰っていいぞ生贄の必要はなくなったからな、という声が飛んできた。
けれど、まるで全く聴こえてないかのように、アルフはその場に座り込んだままだった………。
「安らぎに包まれ…眠れ………」
…レクイエムを歌いきり、満足げな笑顔を浮かべているルティーナ。
エマは、安心して気が抜けたのか、ふうと深いため息をついた。
イリアとリアゼは、不思議そうに顔を見合わせていた。
「エマ…なんでルティーナさんが耳が聴こえないっわかったんだろう?」
「俺に聞かれてもわからねえよ。本人に聞いてみろよ。」
「さあ、なぜだろね?当ててみたら?」


