「二人とも何してるのさ!」
「エ、エマ…?」
「何って…」
エマの怒気を帯びた声で、イリアとリアゼはハッとした。
バサバサ…
エマは、そんな二人の前ではなく、ルティーナの前に降り立った。
ルティーナは、目を細め怪訝そうに見つめている。
なぜか、怖がったりはしていなかった。
エマは、一度振り返り、イリアとリアゼに向けて言う。
「ルティーナに、レクイエムを歌ってもらって、アルフを助ける。違ったかな?」
その瞳は鋭く、イリアもリアゼも正視できず、うつむいていた。
それに二人には、返す言葉もない。
エマは、今度はルティーナの方を向き直った。
それから、一冊のメモ帳を取り出し、さらさらと何か書いた。


