「一つだけあるが、極めて難しい方法だ。だから、最終手段と思って、アルフの前では言わなかったんだぜ。」
シークがエマの代わりに答えた。
「ぐすっ…それを早く言ってよね…。」
涙を拭い、恨めしそうにシークを見るイリア。
「へえ…さすがシーク。そこまで考えていたとは、自分にさえ読めなかったよ。」
「ぐ、偶然、文献を見つけただけなんだがな…。」
エマの賞賛に照れたのか、シークは後頭部を触り目を逸らす。
「兄貴を助ける方法…早く教えて下さいっす!」
「おお、そうだな…。『天界戦争と生贄の儀』という文献によるとだな…、確かにコインが生贄になることで戦争を終わらせる方法もある。だが…戦争を終わらせる方法はもう一つあるらしい。それは…」
ゴクッ…
イリア、エマ、リアゼの三人は、固唾を飲んでシークの次の言葉を待つ。


